XAMPPを使用していると、たまにエラーが起こります。
エラーが発生した時、その対応に手間取ると開発の手が止まってしまうので嫌ですよね。
今回はそんな時の対処法について解説していきます。
MySQLが起動しない状態から復旧する手順
個人的に一番厄介だと思うのはMySQLが起動しない時です。
このエラーはXAMPPのコントロールパネルからApacheやMySQLを「Stop」を押さずに終了すると起きると言われています。
しかし自分の経験上、何をしてもエラーが起きる時は起きます。
まずはXAMPPのコントロールパネルから「MySQL>Config>Browse」の順に開きましょう。
エクスプローラーが開いたら、dataフォルダのバックアップを取ります。
バックアップを取ったら、dataフォルダ内から次のフォルダとファイルを削除します。
・自分が作成したデータベースを除くすべてのファイル
・mysql
・performance_schema
・phpmyadmin
・test
自分が作成したデータベースを除くすべてのファイルとはaria_log_controlやibdata1といったファイルです。
データの削除ができたら一つ上のmysqlフォルダに戻り、backupフォルダの中身をすべてコピーします。
backupフォルダ内のデータをコピーしたら、それらをdataフォルダ内に貼り付けましょう。
ただしibdata1というファイルだけは、先ほどバックアップを取ったdataフォルダ内のものを使用します。
細かい理由などは省略しますが、これで復旧するはずです。
XAMPPを終了する時にエラーが出る場合
いちいちタスクマネージャーから強制終了しないといけない
このエラーは放っておいてもいいのですが、気になる人は対処してしまってもいいでしょう。
通常XAMPPはコントロールパネルからApacheやMySQLの「Stop」を押し、その後「Quit」で終了します。
ところが次のようなエラーが出る時があります。
というか、ほぼ毎回出ます。
特に「応答なし」になると、どうしようもなくなります。
そんな時はタスクマネージャーを呼び出して、プログラムを強制終了させます。
あるいはXAMPPを起動させたまま、パソコンを終了する時もありますが、正直いいとはいえません。
そこでエラーを出さずにXAMPPを終了できるようにする方法です。
エラーを出さずにXAMPPを終了させる方法
まずはxamppフォルダからxampp-control.exeファイルのプロパティを開きます。
プロパティを開いたら、互換性というタブを選択します。
そして「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れ、OKを押しましょう。
これで設定完了です。
あとはXAMPPを起動させてみて、動作を確認してみましょう。
コントロールパネルの左に赤いバツが入っていれば、管理者として実行されていることになります。
この状態でApacheやMySQLの「Stop」を押してから、XAMPPを「Quit」で終了させてみましょう。
エラーは起きないはずです。
XAMPPのエラーでどうしようもなくなった時はプログラムをインストールしなおしましょう。
おそらくそれが一番早いかもしれません。