ワードプレスサイトに独自の機能を追加するといった依頼を受けることがあるのですが、そんな時はいつも開発環境に「実サイトと同じ状態」を再現してから開発を行っています。
当然バックアップファイルをローカル環境にセットするといった準備作業が必要になるのですが、インポートするファイルの状態等によってはXAMPP環境を少し整えておくと作業がスムーズになります。
ここではそんな、より快適に開発を進めるためのちょっとした設定をご紹介します。
SQLにインポートするファイルサイズの上限を上げる
通常は40MB(だったかな?)と低めに設定されていますので、これを引き上げます。
php.iniを編集しましょう。
※php.iniは「XAMPP\php\php.ini」にあります。
#アップロードできる最大サイズ
upload_max_filesize = 512M
#POSTデータとして受け取れる最大サイズ
post_max_size = 512M
#スクリプトの最大実行時間(秒)
max_execution_time = 300
#メモリ上限
memory_limit = 1024M
upload_max_filesizeを任意の値にします。
数値を上げれば、それだけ大きなサイズにも対応できるようになります。
GD拡張モジュール(画像処理用ライブラリ)を有効化する
phpでimagetypes()を使用したい時はGD拡張モジュールを有効にします。
imagetypes()はcontact-form-7などにも使われている関数で、送信前のチェックで画像キャプチャに表示された4桁程度の文字列を入力するといった機能にも使われています。
これもphp.iniを編集しましょう。
#これを
;extension=gd
#このように
extension=gd
extension=gdの左にあるセミコロンを外します。
あとはXAMPPのApacheを再起動してあげれば、これで画像キャプチャが有効になるはずです。
XAMPP環境ではextension=gdがデフォルトで無効になっている場合もあります。
ただし有効にするとその分メモリを消費するので、必要がない人はそのまま無効にしておいてもいいと思います。