おみくじとは？

おみくじは中国が発祥？

おみくじのルーツは中国にあるとされています。

中国の天竺霊籤（てんじくれいくじ）が日本に伝わると、 それを元に平安時代の僧侶、元三大師（がんさんだいし）が元三大師百籤（がんざんだいしひゃくせん）という、いわゆる日本版の籤を作成し、 それが広まったのが始まりとされています。

かつて籤といえば、武士が戦の行方を占ったり、国政に携わる者が政策を決定するための手段でもありましたが、 一般に広まったのは江戸時代と言われています。

昔のおみくじは漢字で書かれていた

江戸時代のおみくじは「観音みくじ」と呼ばれる漢詩が書かれたものが主流でした。

しかし明治時代になると、神仏分離令により神社では観音みくじが使われなくなっていきますが、 一方で和歌が書かれたものなど、新しいタイプのおみくじが誕生していきます。

つまりおみくじは本来は仏教のものでしたが、それが神社でも行われるようになりながら全国に広まったということです。

おみくじの引き方

おみくじはいわば、「神の声」を聞くものです。

おみくじを引くときは「占いたいこと」に意識を集中し、一回だけ引きましょう。

いい結果が出なかったからと、何度もやり直すものではありません。

結果と吉凶の判断

おみくじ以下のような基準で吉凶を判断します。

大凶は最も運勢が良くない言われていますが、もし大凶が出ても心配はいりません。

これ以上運が悪くなることはないと考えることもできるため、逆にいい結果が出たととらえるケースもあります。

おみくじを引いた後は？

おみくじはそのまま持って帰るもよし。

ただ凶や大凶が出た時は境内に括りつけて帰る人も多いです。

神社によっては「おみくじ結び処」を設置しているので、そこに結びましょう。